ブランディングにはターゲット設定が必須!決め方やコツを解説

ブランディングを進めるうえで、ターゲット設定は不可欠です。むしろ、ターゲットを正しく決めていないとブラディング自体が失敗に終わってしまう…といっても過言ではありません。そのくらい、ターゲット設定は重要なのです。

とはいえ、「ターゲット設定といっても何をどう決めたらいいのか分からない」「どんな方法があるの?」と、疑問や不安を抱く方も多いでしょう。

本記事では、ブランディングで使えるターゲットの設定方法を解説します。
ぜひ参考にしてみてくださいね!

ブランディングにおけるターゲット設定とは?

ブランディングにおっけるターゲット設定とは、ブランドと顧客の双方の利益を最大化するために、どのセグメント(顧客)に商品やサービスを提供するかを決めることです。

ブランディングのフェーズにおいては、自己分析の次のプロセスで行います。
自己分析では、自分の特徴や競合と比較して秀でている部分を理解します。そのうえで、自分がどの市場の中であれば輝けるのかを特定するプロセスが、ターゲット設定です。

ブランディングでターゲット設定が重要な理由

ブランディングにおいて、ターゲット設定が重要な理由について解説します。

ターゲット設定をする大きな理由は、獲得したいセグメントに対して効率よくアプローチをするためです。言い換えると、どのセグメントに買ってもらいたいかをこちらで決めてしまおう!という作業が、ターゲット設定なのです。

ターゲット設定をしないとどうなるかというと、誰のためのブランドなのかが曖昧となり、結果的に誰にも興味を持ってもらえないという状態になってしまいます。

ブランディングにおけるターゲット設定は、誰のためのブランドなのかを明確にし、ブランドのポジションを獲得するための一歩なのです。

ターゲット設定でブランディングが成功した事例

ターゲット設定はブランディングの成功を左右するとお伝えしました。では実際に、どのように影響するのか具体例を交えて解説したいと思います。

本記事でご紹介するのは、資生堂の化粧品「シーブリーズ」の事例です。

もともと、シーブリーズはサーフィンなど夏のマリンスポーツを楽しむ20代、30代の男性をターゲットに販売を始めた商品でした。しかし、海水浴を楽しむ人の数が年々減ったことから、売上は右肩下がり。商品存続の窮地に立たされていました。

そこで資生堂が考えたのは、ターゲットの変更です。これまで夏のマリンスポーツを楽しむ男性をメインにしていましたが、女子高生へとターゲットを変えました。使用目的を、日焼けケアから日々の汗ケアに変えたのです。

商品パッケージも高校生の興味を引くようなカラフルなものにした結果、低迷していた売上は回復し復活を遂げました。

シーブリーズの事例を見ると、ターゲット設定は時代の変化も考慮しなければならないと理解できます。市場ニーズを調べ、どのような人が何を求めているのかを察知する必要があるのです。

ブランディングに有効なターゲット設定の方法1.STP分析

ここまでで、ターゲット設定がいかに重要なのかがご理解いただけたかなと思います。
では実際に、ブランディングに有効なターゲット方法をご紹介します!
まず、STP分析です。

STP分析とは

1つ目に、STP分析という方法です。「なんだそれは!?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

STP分析を簡単に説明すると、自社がどの市場でどういった価値を提供していくかを決める分析方法です。

具体的には、Segmentation(セグメンテーション)で市場リサーチをし、Targeting(ターゲティング)で狙いたい市場を決め、Positioning(ポジショニング)によってライバルとの差別化を図っていきます。

ちょっと噛み砕いて説明していきますね!

セグメンテーション

セグメンテーションとは、市場を細分化する作業のことです。市場というのは非常に大きなものです。

ブランディングを進めるには、その中から商品やサービスを展開させたい市場を切り分ける必要があります。具体的な方法としては、年齢や地域、性別、職業など、統計調査をもとにグループを切り分けます。

ターゲティング

そこで選んだ市場(グループ)の中から、どの顧客を対象とするのかを定めます。これが、ターゲティングの部分です。

ただ、ターゲティングはやみくもに行えばいいというわけではありません。ポイントとして、売りたい商品やサービスの魅力が伝わりやすい市場、ブランドイメージやコンセプトなどに共感してもらえそうな市場を選ぶとよいでしょう。

ポジショニング

続いて、ポジショニングです。
ポジショニングでは、ターゲティングで選んだ市場にいる競合の中で、自分の立ち位置を明確にするプロセスです。

当たり前のことですが、商品・サービスひとつ取ってみても、競合ブランドは必ず存在します。競合ブランドと差別化を図るためにも、ポジショニングは重要なステップなのです。

ポジショニングをするには、競合の価格と比べて自分が売り出す価格はどうか、機能やクオリティはどうかといった調査を行います。

そのうえで、自分の商品やサービスはどういった点で有益なのかを明確にします。ここには、機能的価値の有益性だけでなく、情緒的価値も含まれます。ポジショニングは、自分の提供するオリジナルの価値はこれだ!と差別化を図るプロセスでもあるのです。

STP分析は数値的な情報をもとにするため、少々ハードルが高く感じるかもしれません。
しかし、STP分析をすることで、市場における顧客やニーズを整理でき、競合と比較して自分の商品やサービスの強みが分かるといったメリットがあります。

後にマーケティング戦略を練りやすくなるので、ぜひ行ってみてください。

ブランディングに有効なターゲット設定の方法2.ペルソナ設定

続いて、ペルソナ設定という方法です。おそらくこちらの方が聞いたことあるよ!という方は多いのではないでしょうか。

ペルソナとは、商品やサービスの中心となる具体的な架空の顧客像のことです。STP分析との大きな違いは、その具体性です。

ペルソナ設定の具体性

ブランディングにおけるペルソナの具体性は、かなり深掘りしたところまで設定します。
例えば、STP分析では、年齢30歳、職業は会社員、家族構成は独身といった内容に絞るとしましょう。
一方で、ペルソナはそのレベルをはるかに超えて具体的です。

以下、ペルソナ設定の一例です。

名前:立花 ゆう
性別:男性
年齢:32歳
家族構成:独身
居住地:東京都港区
職業:メーカー勤務
年収:550万
趣味:旅行
悩み:会社員として続けるか、フリーランスで稼いでいこうか悩んでいる
将来の夢:海外移住
性格:とてもおおらか。人と話すことが好き。

この他にも、休日の過ごし方や特技、学歴といったところまで具体的に設定します。
繰り返しになりますが、これだけ細かく設定していますが、あくまで架空の人物であることをお忘れなく(笑)!

ペルソナ設定は特定の人のニーズを満たす効果がある

ペルソナ設定のメリットは、特定の人のニーズを満たす効果があることです。

先ほどの一例を見た人の中には、「こんなにも細かく決めてしまうと顧客の間口が狭まってしまうのでは?」という疑問を抱く方もいるかもしれません。結論、心配不要です!

ペルソナを細かく設定することで、商品やサービスを求める人が「これは自分のために必要なものだ!」と自分ごと化でき、購買意欲を高めるきっかけになるからです。

顧客が商品を求めるタイミングというのは、何らかの課題を解決したいときです。ペルソナで具体的な人物を決めておけば自分ごととして捉えてもらいやすく、結果的に売上の向上が期待できるでしょう。

ブランディングに必要なターゲット設定は、STP分析とペルソナ設定どちらを選ぶべきか

ターゲット設定の方法として、STP分析とペルソナ設定の2つの方法をご紹介しましたが、どちらを選ぶといいのでしょうか。

結論を申し上げると、STP分析とペルソナは結果的に関連していくため、どちらの方法も活用した方が良いといえます。

ペルソナのような具体的な人物像を設定するには、市場リサーチが必要になります。どういった職業の人がどんな課題を抱えているのかを把握するには、市場を細分化しニーズを理解することが重要です。

細分化した中で見出したモデルが、ペルソナとなっていきます。

つまり、STPとペルソナ、2つともターゲット設定に関連するということです。

ただ、ケースによってはペルソナ設定のみを適用した方がいい場合もあります。

例えば、趣味や休日の過ごし方などはSTP分析で可視化できない部分でしょう。数値化する必要がないと判断した場合は、ペルソナ設定を活用してみましょう。

ブランディングにおけるターゲット設定で悩んだら専門家のサポートを受けることも視野に

ターゲット設定はブランディングにおいて重要なプロセスです。ただ、はじめてターゲット設定を行う方にとっては、少々ハードルが高いと感じるかもしれません。

そのような場合は、ブランディングの専門家に相談してみてもいいでしょう。

上手くターゲット設定を行い、ブランディングを成功させていきましょうね!

文:MAYU

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